元林院町
歴史的な街並が今も残る元林院。元々は元興寺の北院のあった場所であると記されています。
江戸時代には春日絵師が住んでいたらしく、もともと率川が流れていたあたりに、「絵屋橋」という橋が残っています。
昔はこの地域には、たくさんの芸姑の置屋があったそうです。「大正から昭和の初めいかけて最も華やかな時代で、置屋十六件、芸姑二百といった盛況ぶりであった」(奈良町風土記 山田熊夫 著)
今もその名残を残す建物が残り、またこのあたりは、明治時代にたてられた二階建ての家が多くの残っており、趣きある景観を残しています。